各 位
今般の報道の件について
拝啓
平素は格別のご厚情とご支援を賜り誠にありがとうございます。
先般、大本萌景さんが自ら命を絶たれて以降、私共はご遺族のご心中を察して、ただただご冥福をお祈りしておりました。関係者一同、彼女の心中を察し助けてあげられなかったことを、一生の不覚と思い、日々悔やんでいます。また、いつの日か、お線香をあげさせていただける日が来るものと信じていました。
ところが、ご遺族からは事前のお話合いの機会も、一本のご連絡すらもないまま、突然東京の弁護団と共に民事訴訟を提起されるということを聞き、テレビで記者会見を拝見した時は本当に驚き、大きなショックを受けました。マスコミの皆様はご遺族側の情報を元に番組を組み立て、「被告側のご意見は聞いていませんが」と注釈をつけながらも私共が萌景さんの死の元凶であるかのごとき報道をされ、誤った事実が多くの人々に伝わっております。
しかしながら、私共の知る真実は、ご遺族の述べられる内容とは異なるものです。
個別の論点について、申し上げたいことは多々ございますが、アイドルとして輝いていた故人の尊厳を守るためにも、主には裁判の中で明らかにさせていただきたいと考えております。
あの記者会見の日以降、私をはじめ、家族やスタッフ、関係者への誹謗中傷が止むことはなく、身の危険を感じながら、日々を過ごしております。弊社の業務にも重大な影響が出ている状況です。悪質な誹謗中傷や脅迫に対しては、順次法的措置を執らせていただきます。
私共では、ご遺族の誤解を解き、間違った報道に対して訂正を求めるため、適切な方法により対応を行ってまいります。皆様におかれましては、ご迷惑のかからない程度で結構ですのでこれまでと変わらぬご厚情を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
敬具
平成30年10月
hプロジェクト株式会社
代表 佐々木貴浩