大本萌景さんの自殺に関する民事訴訟の一部取下げを受けて

2019年8月4日

Hプロジェクト株式会社
代表取締役 佐々木 貴浩

皆様

平素より弊社を応援いただき、誠にありがとうございます。

愛の葉Girls に所属し、精力的に活動をされていた大本萌景さんの自殺に関しては、2018年10月12日、萌景さんのご遺族 から、弊社らに対し合計9268万円余りの賠償を求める訴訟が提起されておりました(以下「本件訴訟」といいます。)。

今般、本件訴訟等にいくつかの動きがございましたので、ご報告させていただきます。

1 株式会社フィールド愛の和に対する請求が取り下げられたことについて

ご遺族は、萌景さんの自殺の原因が愛の葉Girlsにおける活動の過酷さや、弊社関係者によるパワーハラスメント等にあると主張し、本件訴訟を提起されたものです。

事前の交渉や照会を一切経ずに突然提起された本件訴訟の訴状には、法的主張の組み立てと、これを裏付ける証拠資料の両面において、極めて杜撰な点が多数見受けられました。

中でも特筆すべき点の一つは、萌景さんの自殺後に愛の葉 Girlsのメンバーの移籍を受けたにすぎない株式会社フィールド愛の和(以下「愛の和」といいます。 )が「 弊社からの事業譲渡により債務を当然に承継した」として、本件訴訟の被告に含まれ、多額の金銭の支払を求められていたことです。

愛の和は萌景さんが自殺後に弊社から 愛の葉 Girls のメンバーの移籍を受け入れたのみであり、弊社から事業譲渡を受けたことも、債務を「当然に承継した」こともありませんでしたが、大規模な記者会見で提起の事実を公表された本件訴訟の被告とされたことにより、甚大な風評被害を受け、取引を打ち切られたり、愛の葉 Girlsのメンバーが満足に活動できなくなったりするという 損害を被りました 。

愛の和が萌景さんのご遺族に対し損害賠償責任を負うなどという常識に反する結論を支えるだけの主張立証をご遺族の代理人弁護士らが全く行えていなかったこと、愛の和が萌景さんのご両親や代理人弁護士ら、及び、本件訴訟に関するクラウドファンディングを実施した一般社団法人リーガルファンディングに対し、損害の賠償を求める訴訟を提起し返したことは、これまでにもお伝えさせていただいたところです。

去る2019年7月18日、萌景さんのご遺族は、本件訴訟のうち、愛の和に対し損害の賠償を求める部分を取り下げました。

これは、ご遺族の代理人弁護士らが、愛の和に対する請求は当初より認められる余地のないものであったと悟り、そのような判断を含む敗訴判決を受けることを恐れたためであると、弊社においては考えております。

数日後、愛の和も萌景さんのご両親らに提起し返した訴訟を取り下げ、ご遺族、代理人弁護士ら及び一般社団法人リーガルファンディング との間の紛争は終結したとの連絡を受けました。

愛の和が当事者となっている訴訟が全て終了したことにより所属する愛の葉 G irlsも円滑に活動することができるようになるはずであると聞き及んでおります。

弊社は、デビュー及びその後の活動に深く携わった愛の葉Girlsに対し、今後末永く活躍することを大いに祈り、また、応援するものです。

上記訴えの一部 取下げにより、本件訴訟の被告には弊社代表取締役佐々木及びスタッフ2名が残されました。

弊社及びその関係者に対する請求についても、ご遺族の代理人弁護士らの主張立証はあまりにも薄弱で当を得ないものであり、裁判所がそのような請求を認めることはあり得ないものと考えております。

詳細については、第一審である東京地方裁判所の判断が示された後に、お伝えさせていただく予定です。

2 萌景さんのご両親から新訴「未払賃金請求訴訟」が提起されたことについて

2019年7月2日、萌景さんのご両親は、弊社を被告として、松山地方裁判所に「未払賃金請求訴訟」を提起されました。ご両親の訴訟代理人は、本件訴訟と同じく、佐藤大和弁護士、望月宣武弁護士、河西邦剛弁護士ほか、日本エンターテイナーライツ協会 ERA )の共同代表理事である計5名の弁護士です。

この訴訟は、萌景さんのご両親が、弊社に対し、萌景さんの生前の未払賃金であると主張して、合計8万8096円の支払を求めるものです。しかし弊社からの未払賃金などはございませんし萌景さんの生前に既に貸し付けていた9万6000円(松山城南高等学校の入学金として3万円、制服及び鞄代として6万6000円)すら未だに返していただいていないにもかかわらず、わざわざ新たな訴訟を起こして10万円にも満たない額の金銭を請求する代理人弁護士らの意図や、提訴に要する費用の出所などは、弊社には図りかねるところです。

3 弊社からの提訴について

弊社は、本年5月15日付け声明文において公表したとおり、遺族側代理人弁護士らが中心となって行った一方的な記者会見と広報活動により毀損された弊社の名誉を回復するため、損害賠償請求訴訟を提起する予定です。時期については、慎重に検討を行っておりますが、提訴の際にはまた改めて皆様にご報告させていただければと存じます。

本件訴訟の次回の口頭弁論は2019年9月24日に予定されております。

弊社としては、正義を白日の下に明らかにするという強い決意のもと、戦ってまいりたいと考えておりますので、皆様にはご心配をお掛けいたしますが今後も弊社と愛の葉Girlsをお見守りくださいますよう、何卒お願い申し上げます。

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