第一訴訟の控訴審判決を受けて

2022年12月21日

Hプロジェクト株式会社

代表取締役 佐々木 貴浩

大本萌景さんは、愛の葉Girlsのメンバーとして、真剣に活動に励んでいました。メンバーや私たちスタッフの心に刻まれた萌景さんの笑顔や振舞は、亡くなってから4年以上が経つ今でも、決して色あせることのないものです。

愛媛の農業を活気付け、その素晴らしさを全国に伝えたいという萌景さんの気持ちは、メンバーの誰よりも強いものでした。愛の葉Girlsのメンバーは皆、そのような萌景さんの気持ちをよく理解していましたし、萌景さんも、メンバーに対する心遣いを絶やすことはありませんでした。

萌景さんが全日制高校の受験に合格したときは、メンバーやスタッフの全員が、まるで自分のことのように喜び、萌景さんをお祝いしていました。萌景さんも、長らく望んでいた全日制高校に進学できることを、涙を流して嬉しがっていました。そのような萌景さんが、入学手続の前日に、ご家族の事情で、進学を断念せざるを得なくなった時の悲しみや絶望は、到底、想像が及びません。

この裁判が起こされた当時、萌景さんの自殺の原因は私たちHプロジェクトの側にあると決め付けた内容の報道が多数行われました。それは、ご遺族側の弁護士たちが記者会見で述べた事実無根の内容が、そのまま報道されたからです。このような安易な報道により、弊社が地道に築き上げた信用は地に落とされ、私はもちろんのこと、弊社のスタッフや家族に至るまで、おびただしい数の脅迫、嫌がらせに怯える日々を送りました。取引先等の関係者にも多大なご迷惑をお掛けしましたし、愛の葉Girlsは解散にまで追い込まれました。

本年6月9日の第一審判決及び本日の控訴審判決により、私たちが認識し、訴訟において主張し続けてきた事実こそが真実であったと、証明されたものと考えています。

この場で名指しすることはしませんが、心当たりのあるメディアにおかれては、弊社と愛の葉Girls、何よりも、亡くなった萌景さんの名誉を回復するための報道を行っていただきたく、お願い申し上げます。

愛媛の農業を活気付け、その素晴らしさを全国に伝えるという弊社の目標は、一度は潰えたかと思われました。しかしながら、弊社と弊社の活動を理解していただける方々のご協力もあり、弊社は、今一度、理想を追求する機会を与えられたものと考えています。

弊社は、今後も、人に対する思いやりを大切にされる方々の支えとなれるように、愛媛の農業はもとより、地域の食を守り育てていく活動を精一杯行っていく所存でございます。

最後になりましたが、16歳という若さで、失意と絶望のうちに尊い命を絶たれた萌景さんの御冥福を、ここに、改めてお祈り申し上げます。

以上

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